相続税と贈与税の違いと仕組みを解説

遺産相続のポイントは、相続税と贈与税の違いと仕組みを知ることから始まります。
このページでは、相続税と贈与税の違いと仕組みについて解説しています。

まず、相続税ですが、当ページでも何度も解説している通り、財産を持っている方が死亡した時に、その財産をもらった人が払う税金になります。

一方、贈与税は、生きているうちにもらった財産にかかる税金になります。
どちらも最高税率は50%でしたが、相続税の最高税率は55%に改正されました。

パーセンテージで比較すると、どちらも最高税率は50%ぐらいになりますが、以下の表からもわかるように圧倒的に贈与税の方が税金の負担が重いのが大きな違いです。

相続税の税率表

法定相続分相当額 税 率
1,000万円以下の金額 10%
3,000万円以下の金額 15%
5,000万円以下の金額 20%
1億円以下の金額 30%
2億円以下の金額 40%
3億円以下の金額 45%
6億円以下の金額 50%
6億円超の金額 55%

税率グラフ


基本的な税額は、相続税も贈与税も「課税価格(財産−基礎控除)×税率−控除額=税額」で計算されますが、贈与税は1,000万円を超えると税率が50%になります。

一方、相続税の税率は、6億円を超えると50%になりますので、多くの方は、生前贈与より、相続により財産を引き渡す方法を選択されます。

ここで、相続税と贈与税の基礎控除について見てみましょう。

相続税の基礎控除 3,000万円+法定相続人の数×600万円

贈与税の基礎控除 年間110万円


贈与税の負担が多い理由は、生前に贈与をすれば、相続税から逃げられるのを防ぐためです。


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